セミナーに参加したり、取引先と打ち合わせをする際、講師やお相手の方のパソコンやタブレット、スマートフォンなどが目に入ることがあると思います。
そんなとき、最新の製品やおしゃれなものを使用していると、その方に対するイメージがアップしませんか?
アップルの創業者スティーブ・ジョブスは小型音楽プレーヤー「iPod」の製品発表会において、そのコンパクトさを強調するためジーンズのポケットから取り出すというパフォーマンスをし、そのことは今でも語り継がれています。
これは製品発表なので当然ですが、いかにiPodが身近なものであるかを示すブランディング戦略の好例です。
起業家の皆さんに欠かせないパソコンやスマートフォンなどのIT機器は道具であると同時に、その方を表す分身でもあります。
最新機種であればその方のアンテナの高さを、趣味のよいケースであればその方のセンスの良さを感じるのではないでしょうか。
なにも最新のものや高価なものだけがいいのではなく、プレゼンの際チラリと見えるデザイン性の高いデスクトップであったり、ワイルドなイメージの方であれば、まるで旅行用のスーツケースのように、使い込んだパソコンにこだわりのステッカーが貼ってある、なども同じ趣向の方にはたまらないかもしれません。
私もかつてWindowsXPが発売されて間もないころ、社内プレゼンのパソコン立ち上げの際、WindowsXPのロゴが出たところで数十名からどよめきが起こりました。
プレゼンの内容はともかく、この時点で聴衆の関心をつかんでいたのだと思います。
起業家としては使用するIT機器もその機能だけでなくセルフブランディングにも有効に活用していきたいものですね。