皆さんはPCのセキュリティ対策をどのようにされているでしょうか。
ご承知の通りインターネットの世界にはPCを対象にした悪意あるプログラム (マルウェアといいます)が多数存在します。
そうしたマルウェアに感染すると、ご自身が被害を受けるだけでなく、第三者に感染や被害を広げる可能性があります。
マルウェアは主に以下のタイプに分類できます:
・ウイルス
感染したファイルが起動する際に他のプログラムに感染するプログラムです。
・ワーム
ネットワークリソースを介して増殖し、コンピュータからコンピュータへと這い回り、高速で拡がります。
・トロイの木馬
感染したコンピュータ上でユーザの許可なしに実行されるプログラムで、ディスク上の情報を削除したり、システムをフリーズさせたり、個人情報を盗んだりします。
・スパイウェア
特定のユーザまたは団体のデータを、気付かれることなく収集するソフトウェアです。
・フィッシング
メール送信を行い、主に銀行口座情報などのユーザの機密情報を盗むことを目的としています。信頼できる人物や企業を装い、パスワードやクレジットカード番号などの機密情報を不正に取得しようとするものです。
・アドウェア
広告の表示を目的に、ユーザに気付かれずにソフトウェアに組み込んだプログラムコードです。通常アドウェアは無料配布のソフトウェアに組み込まれ、広告を表示します。
こうしたマルウェア対策にはアンチウイルスなどの「マルウェア対策ソフト(セキュリティ・ソフト)」をPCにインストールするのが一般的です。
このようなソフトウェアは各種販売されていますが、いったいどれがいいのでしょうか。
マイクロソフトは、個人ユーザー向けに無料で使用できるマルウェア対策ソフト「マイクロソフト・セキュリティ・エッセンシャルズ(MSE)」を提供しています。
このソフトウェアは、以前有償で提供していたソフトウェアを、個人向けに限り無料で利用できるようにしたものです。
マルウェア対策を何もしていない方は少ないと思いますが、Windows7やWindows Vista搭載のPCをお使いの方で、もし何もしていない、有料版のソフトウェアの更新をしていない、という方は、最低でもこのMSEをインストールしておきましょう(Windows8、Windows8.1は同等の機能を搭載していますのでインストールする必要はありません)。
有料版のソフトウェアには、PCのマルウェア対策に加え、スマートフォンやタブレットなどのPC以外のデバイスの対策も含めるなど、有料版ならではのサービスがあります。
各ソフトウェアには一長一短がありますので、機能を比較してご自分の使用方法に最適なものを選ぶ必要があります。
ただ完璧なマルウェア対策ソフトというものは存在しません。
基本的なことですが、
・怪しいサイトに行かない。
・知らない人からのメールや添付ファイルを開かない。
・出処の分からないデータは削除する。
・こまめにウイルススキャンをする。
・「ウィンドウズ・アップデイト」で常にウィンドウズを最新の状態にしておく。
・PCを使わない時は電源をオフにする。
・パスワードを共通にしない、定期的に変更する。
など、マルウェアに感染しないよう、日頃の注意が大事です。
マイクロソフト・セキュリティ・エッセンシャルズ
Microsoft Security Essentials – Microsoft Windows
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